第37番 [凶] 水に離れたる魚の如し【水底の 清き渕瀬もよしやだた 変われやいとど 頼む方なき】●此みくじに当らば我より下の人を憐れみ育ててよし ●願い事 一旦叶いてまた人の讒言により事破るるなり ●待ち人 来らず 来たりても結句身の害を設くる事あり ●失せ物 出で難し ●病事 大方に本復してまた少しの物の中より食み返り難儀に及ぶべし ●言い分 独り立ちて理も徒になり無碍になるべし ●縁組 取り結びても双方のうちに命危うき事あり ▲占の心 ただ水を離れたる魚の陸に惑えるは いかばかりか苦しかるべきとの心なり